日経 社会 09/13取得 元記事
ホテルオークラ福岡(福岡市、徳安弘明社長)は婚礼事業を強化する。婚礼向けの主力商品を新たに設けるほか関連施設も改装、顧客開拓を進める。福岡市では各ホテルが相次ぎ婚礼事業強化に動いており競争が激しくなっている。オークラは一連の事業強化策により、2009年3月期の婚礼組数と同事業の売上高を07年3月期比1割増の560組、約20億円に引き上げる。
大規模婚礼向けの主力商品を新たに開発、13日から販売を始める。主に出席者100人以上の大型婚礼向けで、約1400万円を投じて新郎新婦が座るメーンテーブルなどの調度品や専用のテーブルクロスなどを導入する。
和風や中国風など東洋的要素を取り入れた式場の内装が特徴。専門の調度品を使った既存の2つの主力婚礼商品は欧米風の要素が強かった。商品の多様化で訴求力を高める。
婚礼関連の打ち合わせなどに使うブライダルサロンも改装、13日に新規開業する。従来は板などで間仕切りしていたスペースを、約1000万円を投じて個室に区分けし高級感を出した。